新緑、いきものが動き出す季節。
朝晩はまだ寒いけれど、日中は過ごしやすい気温となった5月。
新緑狩りに「日応寺自然の森」にハイキングに行ってきました。
子供たちへの自然学習の場として開設されている「岡山市立少年自然の家」が入り口なので、ゆったりとしたハイキングを想定していましたが、実は結構アスレチックな遊歩道!
後でHPを調べたら、『野生体験』『冒険的要素いっぱい』と、キラーフレーズが満載。
元気いっぱいの子供たちが楽しめるルートでした。
また、森の中には小川があり、トンボやチョウ、サワガニなど、街では見かけないいきものにもたくさん出会えます。
ルートがたくさんあるので、途中で地図を確認しながら歩かなければ迷いそうですが、小さな子供との初級ハイキングからのステップアップにオススメです。
日応寺自然の森
- ハイキング初級★☆☆
- 往復1時間~
- お弁当スポットあり
- 縦横無尽の登山道、迷ったら引き返しましょう
*コロナ禍につき、少年自然の家の施設を閉鎖している場合があります。HPを確認してからお出かけください。
ハイクの駐車場は「少年自然の家」
山陽自動車道「岡山IC」から車で15分
日応寺自然の森には、「スポーツ広場」と「少年自然の家」の二つのスポットがあります。
「スポーツ広場」は、テニスコートや野球場のほか、遊具や人工池、岡山空港発着の飛行機がよく見える広場など、子供が楽しめるスポットです。
一方、「少年自然の家」は、自然との触れ合いを目的とした研修施設で、日応寺自然の森の入り口にあります。
ハイキングなら「少年自然の家」が目的地となります。
ただし、トイレはありませんので、事前に「スポーツ広場」に駆け込みましょう。
注:ハイキングルートは縦横無尽
地図で目的地と現在地を常に確認!
少年自然の家の入り口からハイキングルートがはじまります。
入り口の案内板
拡大した地図
今回は、現在地(少年自然の家)→まむしがつじ→岩山→みはらし台→つつじのたわ→水打ち場池→現在地、のぐるっと周遊コース。
およそ1時間半と見当。
!ココで注意!
街に近い山は、散策路が縦横無尽に走っていることが多く、簡単に迷子になってしまいます。
しっかり地図を見て、目的地と自分がいる場所を確認しながら歩きましょう。
里山ハイキングのポイント!
- 最初に案内看板の地図を写真で撮っておく
- 散策路が交差したら場所の名前を確認する
- 迷ったら、分かるところまで引き返す
- 思ったより進んでいなかったら、目的地の変更を考える
特に、日応寺のルートは迷いやすいと思いました。
いざ、ハイクスタート!
新緑、こもれび、いきものたくさん
さ~やを担いで出発!
春のやわらかい日差し。こもれびが心地良い。
散策路は広く、歩きやすい。
道中の小川で水辺のいきものを探してみる…
街では見かけないトンボを発見!
おそらく、セスジイトトンボ。メタリックグリーンがキレイ。
おそらく、ミヤマカワトンボ。翅は茶色く、体はグリーン。
イトトンボの仲間は、はばたく姿も軽やか。
そして、葉っぱの贈り物を発見。
オトシブミのゆりかご。
この中に卵が1つ入っていて、卵からかえった幼虫が葉っぱを食べて大きくなる。合理的!
サワガニ。
案外ちょっと水から離れたところにいました。
春で暖かくなってきたので、たくさんの生き物が動き出していました。
アスレチックな「岩山」ルート
砂地の斜面はスリップ注意
いきものを探しながら軽快に歩いていましたが、急に散策路の雰囲気が激変!
超アスレチック!
3歳児でも楽しみながら登れるくらいですが、予期していなかったので驚きが。
ファイトー、いっぱーつ!
「岩山」というポイントの名前のとおり、歩くだけではない技術が試されます(ちょっと大げさ)。
この後もやや急な斜面が続きます。
急な砂地はスリップしやすいので注意。
さ~やを担いでいる私は、足元に細心の注意を払っていましたが、3歳児は楽しそうに岩や斜面を登っていました。
↑ただ歩くだけより燃えるらしい。
岩山に到着。
森の中の巨岩はご神体っぽく見え、ありがたく感じました。
タイヤの遊具が立て掛けられています。
「みはらし台」から市街が見える
森の中の展望地
ついに目的地「みはらし台」に到着!
遠くに岡山市街が見えました。
木と木の間からほんの少し。ちらり。
小さなベンチで休憩。
ちびっ子はジュースをがぶ飲み。背中で揺られたさ~やは爆睡。
時はこどもの日。みんなで柏餅をいただきました。
さ~やは、おなかにダイレクト柏餅。
帰り道、シダ植物の壁に出くわしました。
「みはらし台」でゆっくりしたので、スタートから2時間ほどで少年自然の家に戻ってきました。
まとめ
気軽に訪れた日応寺でしたが、思いのほか登山スキルを試されるルートでした。
個人的には、高い山よりも里山の方が地図読み、ルート取りが難しいと考えています。
その理由は、
- 散策道が縦横無尽に走っている
- 案内の地図がわかりにくい
- ネット等にルート情報が少ない
その対策としては、
- 案内看板の写真をスマホ等で撮っておき、随所で確認
- 地図アプリを参考にする
などがありますが、イチバンは、迷ったら分かるところまで引き返す!
これが登山の鉄則です。
たくさんのいきものと出会えるアクセスのいい里山、気を付けて楽しみましょう。