バリアを超えてアウトドアを楽しみたい!
はじめまして、肢体不自由児の外遊びを応援したい「さやパパ」です。
障害児だから、障害児がいるからといってアウトドアで遊ぶのを諦めきれない私たち夫婦。
アウトドア自体が障害を乗り越えることを楽しむスポーツなら、そのバリア、障害児とともに乗り越えていけばいいじゃないか!
そんな発想から、肢体不自由児の「さ~や」を健常児の子供と同じように外遊びに連れ出しています。
この雑記が障害児の外遊びを応援できたらと思います。
我が家の紹介
私たちは登山やトレイルランニング、スキー、海外トレッキングなど外で遊ぶことが好きなアウトドア夫婦です。
そんな私たちの間には分娩事故で脳性まひとなり、肢体不自由児となった娘さ~やがいます。
子供が障害児だからといって自分たちの趣味を諦めたくない。
そして、障害児でもいろんな外遊びを経験させたい。
そんな想いでさ~やが小さい頃から外に連れ出していました。
現在さ~やは小学校低学年。
だいぶん大きく成長しましたが、今もバギーに乗せたり、ベビーキャリアに乗せて、アウトドア・外遊びを楽しんでいます。
ブログをはじめたわけ
さ~やを外遊びに連れて行くときには必ず事前に情報収集します。
車でどこまで行けるのか、乗り換えが必要な場合はその乗り物に障害者スペースはあるのか、目的地ではバギーは使えるのか、など。
内容は様々ですが、大体は運営団体の公式HPのみの情報で、実際に障害のある人やサポートした人が利用した生の声を探すことは難しい状況でした。
また、街の観光地ならば車いす情報がありますが、上高地や立山といった特にアウトドア観光地の情報は皆無です。
加えて、体幹があり自分で座位が保てる人が利用する車いすと異なり、体幹がない人が利用するバギーの情報は、車いす情報だけでは不十分です。
そういった経験から、我が家が体験した情報を発信し、少しでも多くの肢体不自由の方、また障害者自身やその家族が外に遊びに出るきっかけになればと想いブログを書き始めました。
このサイトが基準としている障害の程度について
このブログでは肢体不自由児の外遊び情報を中心に解説していますが、一言に「肢体不自由児」といっても、障害の程度はその人ごとにさまざまです。
そこで、このサイトが基準としている長女「さ〜や」の障害の程度、意思疎通の可否などについて挙げておきます。
ご自身やご家族の状態と比較しながら、外遊びの参考にしてもらえれば幸いです。
さ〜やの状態
- 分娩事故による脳性麻痺で肢体不自由に。
- 首はすわっておらず、寝返りもできない。体幹ゼロで全介助。
- 筋緊張で腕や足を突っ張ることはあるが、意識的に手で物をつかむことなどはできない。
- 意思表示は不明瞭、不快の表現は筋緊張とうなり声・泣き声で可能。
- 気管切開はしていないが、嚥下が困難なので定期的な痰吸引が必要(1時間に1回程度)。
- 食事はミキサー食を胃ろうにより摂取
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それぞれの障害の状態に応じて情報をご活用ください。
肢体不自由児、そして親ともども、安全に外遊びを楽しんでいきましょう!
2020年1月 さやパパ