ウィンタースポーツと言えばスキーやスノーボードが思いつきますが、全介助の肢体不自由児については大人と一緒に乗るソリなどが限界でしょうか。
と思っていたら、そんな障害児でも単独で座って滑れるスキーが紹介されていました!
まだ体験できていないので、情報提供まで。
小さい頃はソリでも充分楽しめる!
ゲレンデでソリ遊び。防寒対策はしっかり!
全介助の肢体不自由児に冬の雪遊びを体験させたい!と思うと、ゲレンデなどでのソリ遊びを一番に思いつきます。
まだ体が小さいうちはキッズパークなどで大きめのソリに大人と一緒に乗って楽しむことができます。
ソリに乗ると、冷たい風や雪のしぶきが飛んできたり、日常にはないスピード感での滑走などいろいろな刺激を与えることができます。
健常児の子供たちを見ていても、雪の上でのソリ遊びを何度も何度も繰り返しています。よく飽きないなぁ、と思うほどに。
ということで、さ~やの場合も大人が疲れてくるまでは、何度も何度も一緒に滑っています。
年に2回ほどゲレンデでソリやスノーチューブをしたり、雪が積もった田んぼで単に雪に埋もれてみたりして楽しんでいます。
さすがに吹雪の時には行きませんが、体が動かせない肢体不自由児が寒くないように寒さ対策はしっかりしています。
肢体不自由でもスキーができる?!
プロが操作してくれる「デュアルスキー」
ソリ遊びでも充分楽しんでいましたが、体が大きくなるにつれて、一緒にソリに乗るのが厳しくなってきました。
特に足がはみ出して、滑っていると巻き込んでしまいます。
そんな時、こんなチラシを見つけました。
「誰でも雪は楽しめる」
ステキなキャッチコピー!
新潟のスマイルリゾートでは、『すべての人が楽しめるリゾート』を目指し、あらゆる障害に対応できる「障がい者スキープログラム」を展開しているようです。
facebook→https://www.facebook.com/npo.neige/
どんな障害の状態であっても楽しめるようなスキーグッズとサポート体制を整えていました。
紹介されていた中でも全介助のさ~やに体験させてみたいと思ったのは『デュアルスキー』。
イスにスキー板が付いたようなデザインでインストラクターが操作してくれます。
デュアルスキーを作っているメーカーのYouTubeを見てみましたが、これがかなりの猛スピード!
TEMPO DUO by TESSIER – Sitski – Adaptive skiing – Handisport
デモ映像とはいえ、乗っている人は怖いんじゃないか??と思いましたが、スキーならではの爽快な滑走スピードが味わえるとは思います。
実際のスピードは手加減してくれるでしょうが…
デュアルスキーを体験するには、スキースクールのように特定のゲレンデに行って当日申し込む、というよりは、前もって器具のレンタルと付き添いサービスについて相談してから行きたいゲレンデを決める、というスタイルのようです。
先のスマイルリゾートを含め、オーダーメイドツアーを提供している会社、「ata Tours」のサイトです→https://www.ata.tours/
スキーだけでなく、登山やSUPなどアウトドア・アクテビティも企画していました。
動画を見る限り、シートへの固定ベルトがベストタイプで両脇2本と少し不安だったので、体幹ゼロで首が座っていない障害児でも体験できるのか問い合わせてみました。
結果は「問題なく楽しんでもらえると思います。」とのことでした。
また体験できたら報告したいと思います。
今年は雪が少ないので、来年でしょうか。
まとめ
スキー場に行くと足が不自由な方がイス型のモノスキーで両手に小さいスキーがついたストックを持って滑っている姿を見かけることがあります。
スキー道具も進化しているんだなぁ、と思っていましたが、より障害の重い人でも楽しめるグッズが外国で開発されているのを知りました。
グッズだけでなくサポート体制も必要なので、簡単には普及しないかもしれませんが、気軽にウィンタースポーツを楽しめるようになってきているのは大変ありがたいことだと思います。この動きが加速してくれれば!