体幹ゼロの肢体不自由児に乗馬なんて無理だと思っていた!
「乗馬」と聞くと、”体幹のしっかりした人しかできない”とか”自分でバランスをとるスポーツ”だと思っていました。
でも今回、体幹ゼロの肢体不自由児のさ〜やが”仰向けで馬に乗る”という想像していなかったスタイルでの乗馬を体験。
しかも、リラックスして“お昼寝モード”のような心地よさだったのです。
不安とともに牧場に向かいましたが、馬の愛らしさと温もりに感激しました!!
今回は、その体験会の様子をレポートします。
障がい者の乗馬やホースセラピーに興味のある方の不安が解消し、「やってみたい!」と思ってもらえれば嬉しいです。
想像を超えた乗馬スタイル「お昼寝型」?!
乗馬のスタイルといえば、
- 座る(優雅なスポーツのイメージ)
- 首に抱きつく(アニメでよく見るイメージ)
- 中腰(競馬の騎手のイメージ)
の3パターンだけだと思っていました。
でも今回体験したのは、まさかの4番目、「仰向けスタイル」!

支援スタッフの方に横から支えてもらいながら、馬の背中に寝転んでの乗馬です。
最初は「落ちないかな…」と不安でしたが、馬の背中の温もりとリズムに包まれて、さ~やは次第にリラックス。
まるで温かいベッドに揺られているような安心感に、表情が和らいでいくのがわかりました。
まさに「お昼寝」しているかのよう!
 
体験後、他の親御さんからは、「ウチの子は乗馬のあとカラダの歪みが整ったように感じる」と伺いました。
馬の歩様による自然な揺れが筋肉の緊張をほぐす効果があるのかもしれませんね。整骨院のウォーターベッドのように。
 
短時間の体験でもさ~やはいつもよりリラックスしている印象でした。
体験の様子はインスタグラムで↓
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工夫があれば「できない」は「できる」に
乗馬前にはインストラクターの方が丁寧にアセスメント(事前確認)を実施してくれました。
「首は座っているか」「座位が保てるか」などをヒアリングし、さ~やの状態に合わせて仰向けに。
さらに、側弯(背骨のゆがみ)に合わせて片側にゲルパッドを敷いてくれるという工夫も。
いろいろな障がいの方に対応されている証拠ですね。
これにより身体が傾かず、フラットな姿勢で乗ることができました。
サポートの方々の「できる方法を一緒に考えてくれる姿勢」に、心から感謝です!
馬に乗る前には、万が一の落馬に備えてヘルメットを装着。
 
この時は何をされるのか、やや不安そうな顔でしたね(笑)
次の目標:座っても乗せたい!
今回一緒に体験していたお子さんの中には、体幹が弱いものの、服の上からコルセットを着用して座位で乗る子もいました。
いつかさ~やも挑戦したい!
 
座ることで馬の上下運動がさ~やの背骨にダイレクトに伝わり、彼女にとって非日常の良い刺激になりそうですね。
ちなみに、今回の会場となったのは岡山のハッピーホースファーム。
 
障がいのある人も利用しやすいよう、広いトイレも設置され配慮されていましたね。車いすの方も安心です。
 
岡山「馬んまる」×「ギタコプロジェクト」に感謝
今回の体験は、岡山県を拠点にホースセラピーを行う「馬んまる(まんまる)」さんと、障がい者の余暇支援を行う「ギタコプロジェクト」さんの企画によるもの。
 
【ギタコさんのインスタグラムより】
今回の様子はギタコプロジェクトさんのインスタグラムにも投稿されています。
いろんなハンデの方でも乗馬できているのを見ると、”諦めなければ、方法はきっとある”と感じますね。
馬んまるさんとギタコさんで無料乗馬体験会のイベントを開催されているほか、馬んまるさんでは定期的に乗馬できる機会も提供されています。
「無理だと思っていたこと」が叶う瞬間ほど嬉しいことはありません。
ぜひ一度、乗馬に挑戦してみてください!
 
																	 
																	 
																	 
																	 
											 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
						
						
						
												
 
										
										
										
																	










